【転職経験談】電機メーカーから自動車メーカーへ転職のメリット・デメリット

仕事

業種・職種を変える転職は、20代、30代、40代・・・どのような年齢層においても、自身のキャリアにおいて非常に大きな選択になり、重要度は年を追うごとに重くのしかかると思います。

「今から職種を変えて、今後のキャリアは大丈夫だろうか」

「業種や職種を変えるメリットは何だろうか」

そのような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

独身のワイ
独身のワイ

私は30歳前後の頃に、電機業界から自動車業界へ職種・業種を変える転職を経験しました。

この記事を読むと「職種・業種を変える転職」における、メリット・デメリットが分かります。

電機メーカーから自動車メーカーへの転職のメリット

メリット
  1. 前職と異なる技術を学べた
  2. ライフワークバランスが改善した
  3. 次の転職の選択肢が広がった

前職と異なる技術を学べた

電機業界ではいわゆる「強電」と呼ばれる100V~数十kVの電圧を扱っていたり、パワーエレクトロニクスと呼ばれる分野の仕事をしていました。

自動車業界においては同じく電気分野の仕事をしているものの、扱うものは12VのバッテリーにつながるECU(Electric Control Unit)であり、12Vや5Vの世界でした。

要求される知識が異なり、戸惑いはあるものの、新しい技術を学べたことは知的好奇心の面で、有意義な経験となりました。

ライフワークバランスが改善した

電機メーカーに勤務をしていた頃は客先から携帯電話へ直接電話がかかってくることがありました。インフラを担っていたので、トラブルがあった場合は休日、夜間を問いません。

私は若手で休日に電話を受けることはほとんど無かったものの、「電話が鳴るかもしれない」という切迫感が常にある状況は、あまり気が休まりませんでした。

特に客先から信頼をされている中堅の先輩には、頻繁に電話がかかっていたようで、休日、深夜問わず、トラブルのあった現場へ直行していたようです。

自動車メーカーにとっても緊急を要するトラブルはあるものの、時間軸が完全に異なります。

インフラの世界では24hいつでも電話がかかり、1分1秒でも早く復旧することを必要としますが、自動車メーカーでは直接客先から電話を受け、緊急的に対処を求められることはありません。

自動車メーカーは扱う対象が世界中で走る百万台単位の自動車ですから、インフラとは違った規模の苦しさ、大変さがありますが、それでも休日が侵されることはほとんど無いため、個人的にはライフワークバランスの面では、電機メーカー時代よりも改善されたと感じました。

インフラを担う仕事のように業種・職種に起因した大変さがある場合は、それらを変えることで改善される可能性があります。

(話は逸れますが、上記の経験から、私は日本のインフラを担っているすべての方に尊敬・感謝の念を常に抱いています。)

次の転職の選択肢が広がった

電力設備のプロジェクトマネジメントを主な業務としていましたが、自動車業界の方が転職市場の大きさを感じます。

定量的な評価は難しいものの、自身の職種にマッチする求人の数が目に見えて増えました。日本の就業人口の2割は自動車関連の仕事を行っていると言われていますが、転職市場においても自動車分野の大きさを感じています。

次の転職が実際にうまくいくか、採用されるかは別問題ではあるものの、職種・業種的には比較的つぶしが利く分野に就けたと思います。

逆に言うと、自分の将来的な選択肢を狭める業種・職種を選択した場合、これはデメリットに転じていると思います。

電機メーカーから自動車メーカーへの転職のデメリット

デメリット
  1. これまで培った技術が無駄になった
  2. 転職直後は仕事がやりにくい・難しい

これまで培った技術が無駄になった

私が電機メーカーに勤めていた頃の専門性は、インバータ、コンバータに関する電力制御、パワエレ、変圧器といった強電に関する電力技術に関する技術でしたが、転職先ではこれらの知識を一切使っていません。

月日が経つごとに忘れていくことを痛感しており、再度電機メーカーに戻ることは難しいと感じています。

約4年間電機メーカーで学んだ技術が今後のキャリアにおいては無駄になってしまった形になり、もったいなさを感じています。

それに加え、同じ会社の新卒人と4年間の経験の面で劣ることになります。

特に吸収力が高い若い時期に学んだ内容は量・質の両面で大きいため、大きな悔いが残っています。

職種における専門性の変更は「できることならすべきでない」と痛感しています。

転職直後は仕事がやりにくい・難しい

中途採用として入社したため、比較的即戦力を期待されて入社されるわけですが、私の場合は職種、業種が違ったため、前提となる知識が浅く、入社直後は非常に仕事がやりにくかったです。

周囲はある程度知識がある前提で会話をするため、ある種、新入社員よりも仕事の修得が難しい面があります。

自分で勉強することでカバーをしようとするわけですが、仕事で使う知識と、教科書で学べる知識には当然ギャップがあり、それを埋めるのに苦労しました。

中途採用のため、当然といえば当然ですが、入社直後は苦しいものがありました。

年齢を重ねれば重ねるほど、新しいスキルの吸収が難しくなるため、より難易度が高くなると思います。

次に転職するなら業種・職種を変えるか

上記のメリット・デメリットを踏まえ、次の転職を考えると、よほど自身の職種・業種を悲観しない限り、業種・職種を劇的に変えるようなことはしないと思います。(そもそも次は年齢的に採用されない気がしますが)

上述したメリットは「新しい経験ができる新鮮さ」のみで、その他のメリットは会社や業種・職種の環境要因に依存するものであるため、会社選択次第ではデメリットに転じる可能性有です。

周囲の優秀な中途採用の方を見ると、部品メーカーでソフト・ハードを学んできた方や、ソフトウェア企業でモデルベース開発を行ってきた方など、自動車業界で求められる技術を、別視点から学んでいるケースが多いです。次に転職をすることを考えると、これらの方をロールモデルにし、軸を大きくずらさない転職をすることが良いと感じています。

多少は職種・業種を変えることはあっても、「自動車業界」or「電装系の開発」という大きな軸は変えないと思います。

私の職種・業種を変えた転職経験談は以下に記載しています。こちらもご参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました